「NMN研究は、結局どこまで分かっているの?」という疑問は、とても自然なものです。ネット上には期待をあおる情報も慎重な情報も入り混じっていて、現在地がつかみにくいかもしれません。この記事では、公表されている研究をもとに、「わかってきたこと(安全性を中心とした研究)」と「まだ研究途上のこと(有効性の研究)」を切り分けながら、NMN研究の現在地を俯瞰します。断定を避けて読むための視点として役立てば幸いです。
NMN研究は今どこまで来ているか(安全性の研究と、途上の有効性研究)
大づかみに言うと、NMN に関する研究は、「安全に摂れるか(安全性・忍容性)」を確かめる段階の研究が積み重ねられてきた一方で、「ヒトでどのような役割を果たすか(有効性)」については、まだ結論が出ていない研究途上の段階にあります。この2つは性質の異なる問いです。安全性が確かめられたことは、有効性が示されたことを意味しません。ここを混同しないことが、研究を落ち着いて読むための出発点になります。研究全体の広がりはNMN の最新研究にもまとめられています。
安全性・忍容性を確かめた臨床研究の例
安全性を主眼にした研究の一つが、次の書誌情報で確認できる臨床試験です。書誌情報まで確かめられると、情報の確かさを自分で判断しやすくなります。
- 原題:The efficacy and safety of β-nicotinamide mononucleotide (NMN) supplementation in healthy middle-aged adults: a randomized, multicenter, double-blind, placebo-controlled, parallel-group, dose-dependent clinical trial
- 掲載年:2022年/掲載誌:GeroScience(DOI: 10.1007/s11357-022-00705-1)/PMID:36482258
- 被験者:40〜65歳の健康な中高年66名/デザイン:ランダム化・多施設・二重盲検・プラセボ対照・並行群間・用量依存の臨床試験(RCT)
この研究では、有害事象のモニタリング(安全性)と忍容性が評価され、血中NAD濃度なども測定項目に含まれていました。製品「NMN 9000」の目安量にあたる1日300mg(150mg×2粒)は、この研究で扱われた用量域に含まれ、期間は60日間でした。ここで確かめられたのは安全性に関する事柄であり、製品を摂取すれば特定の変化が起こることを示すものではありません。
さまざまな領域で進むNMN研究
安全性の研究に加えて、NMN に関してはいくつかの領域で研究が進められ、報告が公表されています。いずれも「研究が行われている」という事実であって、製品の効能を示すものではない点に注意して読み進めてください。
- 長期の摂取に着目した研究:中高年を対象に、長く摂り続けたときの状態や、血管のかたさ(動脈スティフネス)といった指標に着目した研究が報告されています(例:NAD metabolism and arterial stiffness after long-term nicotinamide mononucleotide supplementation)。
- 心血管の健康に関わる指標に着目した研究:健康な中高年を対象に、心血管の健康に関わる働き(cardiometabolic function)に着目したランダム化・多施設・二重盲検・プラセボ対照の研究が報告されています(例:The effect of β-nicotinamide mononucleotide (NMN) supplementation on cardiometabolic function)。
これらは、いずれも研究が進められている領域を示すものです。結果の解釈は原著の観察範囲にとどめ、製品の効能へと読み替えないことが大切です。研究者ごとの視点はデビッド・シンクレア博士の NMN 研究も参考になります。
「研究途上」をどう受け止めるか ― 断定を避けて読む
研究途上という言葉は、「まだ何も分かっていない」という意味でも、「もうすぐ何かが証明される」という意味でもありません。安全性については研究が積み重ねられてきた一方で、ヒトでの長期的な有効性はこれから確かめられていく段階にある、という現在地を表す言葉です。だからこそ、「これだけで十分」といった断定的な表現や、短期間での変化を強くうたう情報には注意が必要です。研究を紹介する情報に出会ったら、結論の一文だけでなく、著者・掲載年・掲載誌・被験者数・研究デザインといった書誌情報まで確かめる習慣をもつと、内容を冷静に受け止められます。一般に流通するNMNサプリは、機能性表示食品や医薬品ではなく、はたらきを保証する立場にはない、という前提もあわせて押さえておきましょう。
だからこそ品質・安全・続けやすさで選ぶ
有効性が研究途上であることを踏まえると、製品を選ぶ基準は「確かめられる品質」と「無理なく続けられるか」に置くのが現実的です。確認したい代表的な裏づけは次のとおりです。
- 純度の第三者証明:SOPHIA LabのNMN 9000は、第三者機関(JFIC/日本食品検査)の純度試験にもとづく高純度NMN(純度99.9%)です。
- 第三者認証:Informed Sport 認証取得(アンチ・ドーピング第三者認証)という社外のチェックを受けています。
- 安全性の裏づけ:臨床試験で安全性を確認(安全性のみ・効能は標榜しない)という位置づけです。
これらはいずれも性質の異なる裏づけなので、複数そろっているほど、品質を立体的に確かめられます。製品の詳細はNMN 9000の製品ページでご確認いただけます。研究の現在地を冷静にとらえたうえで、毎日の習慣として無理なく続けられるかどうかで選ぶのがおすすめです。
よくある質問
Q. NMN研究は「もう有効性が証明された」と考えてよいですか?
A. いいえ。これまでの研究は安全性・忍容性を確かめるものが中心で、ヒトでの長期的な有効性はまだ研究の途上にあります。「証明された」と断定する情報には慎重に向き合いましょう。
Q. さまざまな領域の研究が報告されていると聞きました。良い変化を期待してよいですか?
A. 研究が行われているという事実と、製品を摂取して特定の変化が起こるかどうかは別の話です。研究の結果は、原著が観察した範囲にとどめて受け止め、製品の効能へと読み替えないことが大切です。
Q. 研究途上のあいだ、製品はどう選べばよいですか?
A. 有効性が研究途上だからこそ、確かめられる品質(純度の第三者証明や第三者認証など)と、無理なく続けられるかを基準に選ぶのが現実的です。
まとめ
NMN研究の現在地は、「安全性を中心とした研究が積み重ねられてきた一方で、ヒトでの長期的な有効性はまだ研究途上」と整理できます。40〜65歳・66名・60日間の用量依存RCTでは安全性と忍容性が評価され、長期の摂取や心血管の健康に関わる指標に着目した研究も報告されています。ただし、これらは「研究が行われている」という事実であって、製品の効能を示すものではありません。断定を避けて読み、純度の第三者証明(純度99.9%)や第三者認証といった品質の裏づけ、そして続けやすさで選ぶことをおすすめします。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。サプリメントの摂取については、かかりつけの医師にご相談ください。
※当サイトはSOPHIA Lab公式サイトです。記事内で紹介する製品はSOPHIA Lab製品です。