NMNとNR(Nicotinamide Riboside)は、どちらも健康分野で名前を聞く成分で、名前が似ていることもあり混同されがちです。「結局どちらがいいの?」と迷う方も多いでしょう。ここでは、両者の関係と違い、研究の現状、そして選ぶときに何を見ればよいかを、順を追って整理します。
NMNとNRはどちらもNAD+の前駆体として知られている
NMNもNRも、体内で重要なはたらきをするNAD+の前駆体として知られています。前駆体とは、体の中でその物質のもとになる成分のことです。NAD+そのものについてはNAD+とは何かで解説しています。ここで大切なのは、前駆体であることは体内でのはたらきをそのまま約束するものではない、という点です。研究段階の話と、製品のはたらきの話は分けて捉える必要があります。両者は「NAD+のもとになる成分」という共通点を持ちながら、体内での扱われ方に違いがあると考えられています。
構造と経路の違い(わかりやすく)
NMNとNRは化学構造が少し異なり、体内で利用されるまでの経路にも違いがあると考えられています。NRは体内でNMN に変わる過程を経ると説明されることがあり、NMNはさらに別の経路も検討されています。研究では、小腸にNMN を取り込むトランスポーター(Slc12a8)が見つかったとの報告もあり、成分ごとに吸収や利用のされ方が検討されています。こうした違いは研究が進む途上のテーマです。吸収に関する考え方はNMN の吸収性(バイオアベイラビリティ)もご覧ください。
研究で分かっていること・分かっていないこと
NMNとNRについては、前臨床(細胞・動物)から臨床(ヒト)まで、比較を含むレビューが報告されています。ただし、どちらが優れているかを断定できる段階ではなく、ヒトでの長期的な有効性については、まだ研究が続いています。研究では観察された内容が報告されていますが、それがそのまま製品のはたらきを約束するものではない、という前提で読むことが大切です。「研究で報告された」ことと「飲めば同じことが起こる」ことは、別のものとして区別しましょう。最新の研究動向はNMN の最新研究にまとめています。
サプリを選ぶときの視点(成分名より品質・純度・第三者検査)
「NMNとNRのどちらか」を成分名だけで決めるより、選んだ成分の製品がどれだけ品質の裏づけを持っているかで見るほうが実際的です。同じ成分名でも、純度や第三者検査の有無は製品ごとに異なります。たとえばSOPHIA LabのNMN 9000は、第三者機関(JFIC/日本食品検査)の純度試験により高純度NMN(純度99.9%)であることを確認し、多施設・ランダム化・二重盲検・プラセボ対照の臨床試験(RCT)で安全性を確認しています(安全性の確認であり、はたらきを示すものではありません)。成分の名前だけでなく、純度・型・第三者検査を確かめて選ぶことをおすすめします。
よくある質問
Q. NMNとNRはどちらが優れていますか?
A. 現時点では、どちらが優れているかを断定できる段階ではありません。ヒトでの長期的な有効性は研究が続いており、成分名だけで優劣を決めるより、製品の品質の裏づけで選ぶのが現実的です。
Q. NMNとNRは一緒に摂ってもよいですか?
A. 併用の可否は体調や飲んでいる薬によっても異なります。心配な場合は、目安量を守ったうえで、かかりつけの医師・薬剤師に相談すると安心です。
成分名の違いを理解しつつ、最後は品質の裏づけで選ぶのがおすすめです。
まとめ
NMNとNR(Nicotinamide Riboside)は、どちらもNAD+の前駆体として知られる成分で、構造や体内での経路に違いがあると考えられています。研究は前臨床から臨床まで進められていますが、どちらが優れているかを断定できる段階ではなく、ヒトでの長期的な有効性は今も検討が続いています。「研究で観察された」ことと「飲めば同じことが起こる」ことは分けて捉えることが大切です。成分名だけで選ぶより、選んだ製品がどれだけ品質の裏づけを持っているかで判断するほうが実際的です。純度が第三者機関の試験で確認されているか、β型かどうか、といった観点を確かめて選びましょう。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。サプリメントの摂取については、かかりつけの医師にご相談ください。
※当サイトはSOPHIA Lab公式サイトです。記事内で紹介する製品はSOPHIA Lab製品です。