結論
協会への質問文は、箱の表示の写し、商品名と内容量、尋ねたいこと1つの順で、1通に1問ずつ書きます。尋ねる中身は、推奨の対象になっている商品、表示の期限、推奨の条件と基準、公開資料の場所の4つです。送り先は、協会が案内ページで公開している連絡手段だけを使います。
箱の協会マークには、何が書かれていて、何が書かれていないか?
当社の箱に印刷されているのは、NMN機能性食品開発協会 推奨 という表示です。箱から読めるのは協会の名前と推奨という表示の種類までで、推奨の対象範囲、期限、基準は書かれていません。質問文は、書かれていない部分を尋ねる形で組みます。

箱の推奨の表示は、協会の名前と、推奨という言葉の2つでできています。手元で写せるのは、この2つと、表示が箱のどこに印刷されているかです。推奨がどの商品のどの内容量に向けたものか、いつまで表示してよいのか、どんな条件で推奨されたのかは、箱のどこにも出てきません。協会への質問は、書かれていない3点を一つずつ尋ねる形にすると、答える側も読み取りやすくなります。質問文の頭には、箱の表示を一字も変えずに写します。協会の名前には似た語を並べた別の団体があり得るので、略さずに写すことが宛先を一つに決める最初の手がかりになります。表示の写しに続けて、商品名と内容量を添えます。当社の商品なら、商品名は NMN9000、内容量は NMN 150mg × 60カプセル です。
推奨の表示は、団体が自らの基準で製品を評価し、勧めると判断したことを示す印です。成分の量を測った記録でも、国の許可でもありません。量や純度についての問いは、協会ではなく試験成績証明書を出している側へ向けます。
| 箱から読めること | 箱からは読めないこと | 質問文で尋ねる形 |
|---|---|---|
| 協会の名前 | 推奨の対象になっている商品と内容量 | 対象に含まれるかを尋ねる |
| 推奨という表示の種類 | 表示してよい期限や更新の定め | 期限の有無と確かめ先を尋ねる |
| 表示が箱のどこにあるか | 推奨の条件と基準 | 照らした基準と公開先を尋ねる |
自社調べ。手元の箱の表示を書き起こし、箱から読めることと読めないことを分けました。
協会と販売者では、尋ねる中身はどう分かれるか?
協会に尋ねるのは、推奨という判断の中身です。商品の中身の量、ロット、届け方、手続きは販売者の受け持ちなので、協会への質問文には入れません。宛先ごとに質問を分ければ、どちらからも答えの返る問い合わせになります。

推奨の表示には、協会と販売者の2者が関わっています。協会は自らの基準で製品を評価して推奨を出し、販売者はその表示を箱に印刷します。尋ねたいことがどちらの判断に属するかで、宛先が変わります。推奨の対象範囲、表示の期限、推奨の条件と基準は、協会の判断なので協会に尋ねます。箱の中身の量や純度、手元の箱のロット、届け方や定期の手続きは、販売者が記録を持っている事柄なので販売者に尋ねます。宛先を取り違えると、受け取った側は自分の受け持ちではないと答えるほかなく、往復が1回むだになります。協会への1通に販売者向けの質問を混ぜないのは、答える側が自分の受け持ちだけを読めるようにするためです。
市販の製品を外部が測った報告では、18製品で表示との乖離が +28.6% から -100% に広がり、3製品は成分が検出されませんでした。推奨の表示があることと中身の量は別の話で、量を確かめる問いは協会でなく試験成績証明書の側へ向けます。
販売者向けの質問の組み立ては、販売者への質問に書き添える項目の記事で別に整理しています。協会あての1通と販売者あての1通は、同じ日に送っても構いません。
- 協会へ尋ねる推奨の対象範囲、表示の期限、推奨の条件と基準
- 販売者へ尋ねる中身の量と純度、手元の箱のロット、届け方と手続き
- どちらにも尋ねないとったあとの体への働き
この記事で扱わないこと・分かっていないこと
- 協会が消費者からの個別の問い合わせに答えているかどうかは、協会の案内ページを見ないと分からない
- 推奨の基準の細目がどこまで公開されているかは、協会の公開情報を見ないと分からない
協会に問い合わせても、分からないことは何か?
協会の返事から分かるのは、推奨という判断の範囲と条件までです。手元の1箱の成分の量や、とったあとの体への働きは、協会の返事からは分かりません。返事が来ないことも、推奨の中身について何かを示すものではありません。
協会が答えられるのは、協会の手元にある記録の範囲です。どの商品に推奨を出したか、推奨にどんな条件を付けたか、表示の期限を定めているかは、協会が判断した事柄なので、記録が残っている見込みがあります。手元の1箱に表示どおりの量が入っているかは、協会が箱ごとに測っているわけではないため、協会の返事からは決まりません。量と純度は、試験成績証明書という別の書面で確かめます。体への働きは、どの宛先に何通送っても、問い合わせの答えにはなりません。協会によっては、個別の問い合わせには答えず、案内ページの記載を見るよう返すことがあります。
案内ページを見るよう返されたときは、推奨の基準や対象がページにどこまで載っているかを読み、載っていない部分を分からないこととして控えに残します。返事が無いことを、推奨が無いという意味に読み替えないことも、控えを読むときの決まりです。
持病や服薬があって体のことが気になるときは、成分表示を持って、かかりつけの医師か薬剤師に相談します。
- 返事で分かる推奨の対象、推奨の条件、表示の期限の定め
- 別の書面で確かめる1箱の中身の量と純度(試験成績証明書)
- 問い合わせでは決まらないとったあとの体への働き
この記事で扱わないこと・分かっていないこと
- 協会が返事を出すまでの日数は、案内ページに書かれていない限り分からない
- 協会の基準がいつの版で適用されたかは、協会の公開情報を見ないと分からない
協会へ送る質問文は、どう書けばよいか?
質問文は、箱の表示の写し、商品名と内容量、尋ねたいこと1つの順で、1通に1問ずつ書きます。下の4通は当社の商品で埋めた例で、手元の箱の表示と商品に置き換えて使います。

4通の文面は、どれも同じ頭の3行で始まります。1行目に箱の表示を写し、2行目に商品名、3行目に内容量を書きます。頭の3行が同じなら、協会の担当者はどの商品の、どの表示についての問い合わせかを最初に読み取れます。尋ねたいことは1通に1つにします。対象の確認と期限と基準を1通に並べると、返事が一部の問いだけに答えて終わることがあり、どれに答えてもらえたかを後から照らしにくくなります。文面は短い言い切りにして、推測や評価の言葉を入れません。疑いを込めた言い方は、答える側が何を確かめればよいかを読み取りにくくします。尋ねたいことを、協会が記録から答えられる形の問いに置き換えます。
4通目は、協会が個別には答えない場合に備えて、公開している資料の場所を尋ねる文面です。1通目から順に送り、返事を読んでから次の1通を選びます。
- 対象商品の確認文面の例:「箱に『NMN機能性食品開発協会 推奨』と表示された、商品名 NMN9000、内容量 NMN 150mg × 60カプセル の商品は、貴会の推奨の対象に含まれていますか。」
- 表示の期限文面の例:「上記の商品について、推奨の表示に期限や更新の定めはありますか。ある場合は、どこで確かめられるかを教えてください。」
- 推奨の条件と基準文面の例:「上記の商品を推奨するにあたり、どのような条件や基準に照らして評価されたかを教えてください。」
- 公開資料の場所文面の例:「推奨の基準や、推奨している商品の一覧を公開している資料があれば、その場所を教えてください。」
質問文を送ってから返事を控えるまでは、どの順で進めればよいか?
順番は、協会の案内ページを開く、連絡手段を確かめる、文面を送る、控えを残す、返事を照らす、の5段です。宛先と連絡手段は協会が公開しているものだけを使い、送った文面と日付を手元に残します。
最初に、箱に書かれた協会の名前で、協会の案内ページを探します。名前は一字ずつ写したものを使い、似た名前の別の団体のページと取り違えないよう、法人番号の公表サイトに載る名称や所在地と合わせて確かめます。次に、案内ページに載っている問い合わせの手段を確かめます。問い合わせフォームやメールの宛先など、協会が自ら公開している手段だけを使い、検索で見つかった個人の連絡先には送りません。3つ目に、前の節の文面から1通を選んで送ります。4つ目に、送った文面、送った日付、使った手段を控えに残します。最後に、返事に書かれた商品名と内容量が自分の3行と同じかを先に確かめ、そのうえで問いへの答えを読みます。
フォームから送る場合は、送信後の画面が控えにならないことがあります。送る前に文面を写しておけば、返事が届いたときに自分が何を尋ねたかを読み返せます。
- 手順1|案内ページを開く|箱に書かれた協会の名前で、協会の案内ページを探します。
- 手順2|連絡手段を確かめる|協会が公開している問い合わせの手段だけを選びます。
- 手順3|文面を送る|4通の例から1通を選び、頭の3行を手元の表示で埋めて送ります。
- 手順4|控えを残す|送った文面、日付、使った手段を残します。
- 手順5|返事を照らす|返事の商品名と内容量が自分の3行と同じかを、先に確かめます。
質問の書き方によって、協会の返事の照らしやすさはどう違うか?
表示の写しと商品名、内容量がそろい、1通に1問だけを書いた文面ほど、返事がどの商品のどの問いへの答えかを照らしやすくなります。表示の写しが無い文面や、複数の問いを混ぜた文面では、返事の範囲があいまいになります。
表は、質問文に入れた要素ごとに、協会の側で決まることと、まだ決まらないことを並べたものです。協会の名前だけを書いた文面では、どの商品の推奨について尋ねているかが決まらず、協会の一般的な紹介が返ってくることがあります。箱の表示の写しを足すと、推奨の表示についての問い合わせだと伝わり、商品名と内容量を足すと対象の商品が一つに決まります。1通に1問にすると、返事のどの文がどの問いへの答えかを照らせます。販売者向けの質問を混ぜた文面では、協会の受け持ちでない部分に答えが返らず、どこまで答えてもらえたかが読み取りにくくなります。手元の文面がどの行に当たるかを見比べてから送ります。
| 質問文に入れたもの | 協会の側で決まること | まだ決まらないこと |
|---|---|---|
| 協会の名前だけ | 協会あての問い合わせであること | どの商品の、どの表示の話か |
| 箱の表示の写し | 推奨の表示についての問い合わせであること | 対象の商品 |
| 表示の写し、商品名、内容量 | 対象の商品が一つに決まる | 問いが複数のとき、どれに答えるか |
| 表示の写し、商品名、内容量、問い1つ | 商品と問いが一つずつ決まる | 1箱の中身の量 |
| 販売者向けの質問を混ぜた文面 | 協会の受け持ちの問いだけ | 混ぜた問いの答え(宛先が違う) |
自社調べ。手元の箱の表示を例に、質問文に入れる要素ごとに決まることを整理しました。
よくある質問
- 箱の協会マークからは、何が読み取れますか。
- 協会の名前と、推奨という表示の種類までです。当社の箱には NMN機能性食品開発協会 推奨 とあり、推奨の対象範囲、期限、基準は書かれていません。
- 成分の量や純度も、協会に尋ねればよいですか。
- 量と純度は協会の受け持ちではありません。推奨の表示は成分を測った記録ではないため、試験成績証明書を出している側へ尋ねます。
- 1通に複数の質問をまとめてもよいですか。
- 1通に1問にすると、返事のどの文がどの問いへの答えかを照らせます。複数の問いを並べると、一部の問いだけに答えが返って終わることがあります。
- 協会の連絡先は、どこで探せばよいですか。
- 箱に書かれた協会の名前で協会の案内ページを探し、そこに載っている問い合わせの手段だけを使います。名称と所在地は法人番号の公表サイトでも照らせます。
- 協会から返事が来ないときは、どう読めばよいですか。
- 返事が無いことは、推奨が無いという意味にはなりません。案内ページに載っている範囲を読み、載っていない部分を分からないこととして控えに残します。
- 協会の返事で、体への働きも分かりますか。
- 分かりません。協会の返事から分かるのは推奨の範囲と条件までです。体のことが気になるときは、成分表示を持って、かかりつけの医師か薬剤師に相談します。
この記事について
出典
- 協会推奨マーク(製品パッケージに印刷された表示。NMN機能性食品開発協会 推奨)
- 製品仕様(商品名 NMN9000/内容量 NMN 150mg × 60カプセル/NMN含有量 9,000mg)
- 国税庁 法人番号公表サイト(法人番号、商号または名称、本店または主たる事務所の所在地の3つを公表)
- Sandalova et al., GeroScience, 2024(18製品の測定で表示との乖離は +28.6% から -100%、3製品は成分が検出されなかった)
関連する記事
協会への質問文を整えたあとに進むなら、推奨が保証する範囲、協会の所在地と役員の調べ方、推奨マークの意味、認証マークの対応表、販売者への質問に添える項目が、近い入口になります。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。サプリメントの摂取については、かかりつけの医師にご相談ください。
※当サイトはSOPHIA Lab公式サイトです。記事内で紹介する製品はSOPHIA Lab製品です。