結論
比較表は、列を先に決めてから埋めると1枚に収まります。並べられるのは、表示や書面で確かめられる項目までです。手元では、販売者に同じ質問を送り、返ってきた文面を並べれば表の中身になります。
比較表の列は、何を基準に決めればよいか?
決める基準は、表示や書面で確かめられる項目かどうかです。体感や効き目のような確かめられない項目は、列に入れても埋まりません。手元では、確かめられる項目だけを列にします。

列に入れてよい項目を、確かめられるかどうかで選びます。含有量、内容量、1日の目安量、純度の試験の有無、第三者の認証の有無、製造管理の水準は、表示や書面で確かめられる項目です。手元の製品でいえば、内容量は1粒150mg・1箱60粒、成分は β-NMN 配合と表示され、こうした欄はそのまま表に書き入れられます。反対に、飲んだ感想や効き目のような項目は、人によって違い、書面で確かめられないため、列にしても比べられません。列を先に決めておくと、どの製品も同じ欄で並び、後から足したり抜いたりせずに済みます。確かめられる項目だけを列にする、という基準が、1枚に収める近道です。
列が決まれば、あとは同じ欄を製品ごとに埋めるだけです。埋められない欄が出たら、それは販売者に聞く質問になります。空欄を無理に埋めず、確かめられなかったことも記録しておくと、表そのものが確かめ方の記録になります。どの製品も同じ列で並ぶので、後から項目を一つ足したくなったときも、その列だけを各製品に尋ね直せばそろいます。表は一度で仕上げるものではなく、確かめるたびに欄が埋まっていく作業台のようなものです。
比較表で、そろえられない項目は何か?
そろえられないのは、確かめる手段がない項目です。効き目や体感は人によって違い、産地の経路のように書面で追えないものもあります。列に入れると空欄が並びます。
そろえられない項目を、理由ごとに分けて見ます。飲んだあとの感想や効き目は、人によって違い、同じ土俵で数値にできないため、列にしても比べられません。原料がどこから来たかといった経路は、完成品の表示からはたどれないことが多く、確かめる手段がありません。値段のように時期で動く項目も、比べる時点をそろえないと、表にした瞬間に古くなります。こうした項目を無理に列へ入れると、空欄や食い違いが並び、表全体が読みにくくなります。比較表は、同じ物差しで並べられる項目だけを列にするほど、1枚として機能します。そろえられない項目は、表の外の注記に回すか、確かめ方の質問に変えます。
そろえられない項目を外すのは、情報を隠すためではありません。同じ物差しで並べられないものを同じ表に入れると、かえって判断を誤らせるためです。確かめられない項目は、確かめられないと分かる形で、表の外に書き添えます。外に出した項目は、消してしまうのではなく、確かめられない理由を一言そえて残します。読み手も同じ理由でその欄を空けたと分かれば、判断の土台がそろいます。
- 体感は入れない効き目や感想は人によって違い、同じ欄で比べられない。
- 時期で動く項目時期で変わる項目は、比べる時点をそろえないと古くなる。
- 確かめられない項目書面でたどれない項目は、列でなく注記や質問に回す。
- 1枚の条件同じ物差しで並べられる項目だけを列にすると1枚に収まる。
この記事で扱わないこと・分かっていないこと
- 効き目や体感は人によって違い、比較表の同じ欄に数値としては並べられません。
- 原料の産地や経路のように、完成品の表示からはたどれない項目もあります。表に入れず、確かめ方の側で扱います。
列がそろわない表は、何を意味しないか?
列がそろわない表は、製品の優劣を意味しません。欄が埋まっているかどうかは、情報を出しているかの違いで、良しあしとは別です。空欄は、確かめ切れていない印です。

表の見た目を、意味と切り分けて読みます。欄がよく埋まっている製品は、表示や書面で情報を出しているというだけで、それが品質の高さを意味するわけではありません。空欄が多い製品も、確かめる資料が手元にないというだけで、質が低いと決まるわけではありません。表が示すのは、確かめられた項目と確かめ切れていない項目の分布であって、順位ではありません。通販モールの上位22製品を調べた調査では、ラベル表示どおりだったのは14%で、64%は表示成分が1%未満だったと報告されています。表示があること自体と、中身が表示どおりであることは別なので、欄が埋まっていても書面で裏づけが取れるかは別に確かめます。表は判断の入口で、結論そのものではありません。
空欄は、そのまま次の行動につながります。埋まらなかった欄は、販売者に聞く質問か、書面を取り寄せて確かめる項目になります。表を作る目的は、順位をつけることではなく、何が確かめられて何が残っているかを、自分で見える形にすることです。見える形になっていれば、次に何を確かめればよいかが一目で分かり、販売者への質問も具体的になります。順位づけを急がないほうが、かえって確かな判断に近づきます。
この記事で扱わないこと・分かっていないこと
- 欄が埋まっていることは、中身が表示どおりであることを保証しません。裏づけは書面で確かめます。
- 空欄が多いことは、その製品の質が低いことを意味しません。確かめる資料がまだ手元にないだけのこともあります。
1枚の比較表は、どう作ればよいか?
作り方の軸は、列を先に決めて、同じ欄を製品ごとに埋めることです。埋まらない欄は空欄のまま残し、質問に回します。順番を守れば、1枚に収まります。
手順を、列から質問の順で並べます。確かめられる項目だけを選び、表の列を先に決めます。含有量、内容量、1日の目安量、純度の試験の有無、認証の有無といった、表示や書面でたどれる欄です。次に、比べたい製品を行に並べ、同じ列を上から順に埋めます。手元の表示で分かる欄は、そのまま書き入れます。続いて、埋められなかった欄に印をつけます。この空欄が、販売者に聞く質問の一覧になります。最後に、確かめた出どころを欄ごとに控えます。表示から取ったのか、書面から取ったのかを添えておくと、後で見直すときに裏づけの強さが分かります。四つの手順は、列を決めてから埋める、という順番を守るためのものです。
表は一度で完成させなくてかまいません。まず表示で分かる欄だけ埋め、空欄は質問して後から足す、という二段構えで進めれば、手元の情報だけで止まらずに済みます。更新した日付を添えておくと、時期で動く欄も管理できます。
- 手順1|確かめられる列を決める|含有量・内容量・目安量・試験の有無・認証の有無など、たどれる欄を列にします。
- 手順2|製品を行に並べて埋める|比べたい製品を行に並べ、同じ列を上から順に埋めます。
- 手順3|空欄に印をつける|埋められなかった欄に印をつけ、販売者への質問の一覧にします。
- 手順4|出どころを控える|表示から取ったのか書面から取ったのかを欄ごとに添えます。
販売者には、どんな質問を送ればよいか?
送る質問は、表示や書面で確かめられる事実に絞ります。効き目ではなく、含有量や試験の有無を尋ねます。そのまま送れる短い文にしておくと、返答も並べやすくなります。

そのまま使える質問文を、確かめたい欄ごとに用意します。含有量なら「1日の目安量あたり、NMN は何mg 含まれていますか」、純度なら「純度を測った試験成績の書面はありますか。あれば測定方法も教えてください」と尋ねます。認証なら「第三者機関の認証を受けていますか。受けている場合、認証の名前を教えてください」、製造管理なら「どの水準の製造管理のもとで作られていますか」と聞きます。内容量なら「1粒あたりの量と、1箱の粒数を教えてください」で足ります。どれも、効き目や体感ではなく、表示や書面でたどれる事実を尋ねる形にしてあります。返ってきた文面を、比較表の空欄にそのまま書き入れれば、表が埋まります。
質問は、一度に全部送っても、欄が埋まらないぶんだけ送ってもかまいません。返答が来たら、その言葉のまま欄に入れ、出どころとして販売者への確認と控えておきます。書面の有無を聞いた項目は、あると答えが来たら、実際に書面を見せてもらうところまで進めると、裏づけが一段強くなります。やり取りの日付も一緒に残しておくと、時間がたってから見返したときに、いつ時点の回答かが分かります。表と質問のやり取りが、そのまま確かめ方の記録として積み上がっていきます。
- 含有量を聞く「1日の目安量あたり、NMN は何mg 含まれていますか」
- 純度の試験を聞く「純度を測った試験成績の書面はありますか。あれば測定方法も教えてください」
- 認証を聞く「第三者機関の認証を受けていますか。受けている場合、認証の名前を教えてください」
- 内容量を聞く「1粒あたりの量と、1箱の粒数を教えてください」
口コミで比べるのと、書面で比べるのはどう違うか?
違いは、確かめられるかどうかです。口コミは人によって違い、同じ欄には並べられません。書面は、だれが見ても同じ内容を確かめられます。表に載せるのは書面の側です。
表は、口コミで比べる場合と、表示や書面で比べる場合を並べたものです。どちらも情報ではありますが、比較表の列に使えるのは、同じ物差しでそろう書面の側です。口コミは、質問を考える手がかりに使います。
口コミを捨てる必要はありません。気になった点を、そのまま販売者への質問に変えれば、確かめられる形になります。感想は入口として使い、表の欄には、返ってきた事実を書き入れる、という役割分担にします。口コミから拾った気になる点は、質問に変える前に一度メモにためておくと、まとめて販売者に尋ねられます。感想と事実を分けて扱うことで、表の欄が主観で濁らずに済みます。
| 比べ方 | 分かること | 表に使えるか |
|---|---|---|
| 口コミ・感想 | 使った人の主観的な印象 | そのままは使えない(質問の手がかり) |
| 表示 | 含有量・内容量・目安量 | 使える(そのまま書き入れられる) |
| 試験・認証の書面 | 純度・認証・製造管理 | 使える(裏づけとして強い) |
自社調べ。比べ方ごとに、分かることと表に使えるかを整理したものです。表の列には確かめられる側を使います。
よくある質問
- NMN サプリの比較表は、どう作ればいいですか。
- 確かめられる項目だけを列にして、製品を行に並べ、同じ欄を順に埋めます。含有量、内容量、1日の目安量、試験の有無、認証の有無といった、表示や書面でたどれる欄が向いています。埋められなかった欄は空欄のまま印をつけ、販売者に聞く質問に回すと、表そのものが確かめ方の記録になります。
- 比較表の列には何を入れればいいですか。
- 表示や書面で確かめられる項目を入れます。含有量、内容量、1日の目安量、純度の試験の有無、第三者の認証の有無、製造管理の水準などです。効き目や感想のように人によって違う項目は、同じ欄で比べられないため、列には入れず、質問や注記の側で扱います。
- 販売者には何を聞けばいいですか。
- 表示や書面で確かめられる事実を尋ねます。1日の目安量あたりの含有量、純度を測った試験成績の書面の有無と測定方法、第三者機関の認証の有無と名前、製造管理の水準、1粒あたりの量と粒数などです。効き目や体感ではなく、返答をそのまま表に書き入れられる事実の形で聞くと、後で並べやすくなります。
- 口コミは比較の参考になりますか。
- 口コミは、質問を考える手がかりとして使えます。人によって印象が違い、同じ欄には数値として並べられないため、比較表の列そのものには向きません。気になった点を販売者への質問に変え、返ってきた事実を表に書き入れると、確かめられる形になります。
- 表の欄が埋まらないときはどうすればいいですか。
- 埋まらない欄は、無理に埋めず空欄のまま印をつけます。その空欄が、販売者に聞く質問か、書面を取り寄せて確かめる項目になります。表を作る目的は順位をつけることではなく、何が確かめられて何が残っているかを見える形にすることなので、空欄も記録として意味があります。
- 欄がたくさん埋まっている製品を選べばいいですか。
- 欄が埋まっていることは、情報を出しているというだけで、品質の高さを意味するわけではありません。表示があること自体と、中身が表示どおりであることは別なので、欄が埋まっていても書面で裏づけが取れるかは別に確かめます。空欄が多い製品も、確かめる資料が手元にないだけのこともあります。
この記事について
出典
- 製品仕様(1粒150mg・1箱60粒/成分表示に β-NMN 配合)
- 販売者への確認項目(含有量・純度試験・第三者認証・製造管理・内容量を尋ねる質問文)
- ChromaDex(2021)通販モール上位22製品中、ラベル表示どおりは14%、64%が表示成分1%未満とする調査
関連する記事
同じ土俵に並べる項目をさらに見る場合は比較表の作り方の記事が、選び方の観点はチェックリストの記事が、買う前の確認は購入前の確認項目の記事が、純度の読み方は純度と書面の記事が、近い入口になります。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断・治療を目的としたものではありません。サプリメントの摂取については、かかりつけの医師にご相談ください。
※当サイトはSOPHIA Lab公式サイトです。記事内で紹介する製品はSOPHIA Lab製品です。