結論
営業許可証の業種区分の欄は、その許可がどの種類の食品を作る営業に出ているかを示し、許可番号は自治体が許可ごとに付けた番号です。営業者の名前と所在地を箱の表示とつなげ、業種と有効期間を読みます。当社の製品は、国内GMP水準の製造管理(JIHFS)と、日本国内で製造・充填であることを書面で示しています。
営業許可証の業種区分と許可番号の欄には、実際に何と書かれているか?
営業許可証には、営業の種類として業種の名前が書かれ、許可番号、営業者の名前、営業所の名称と所在地、許可の有効期間が並びます。業種の欄は、何を作る営業への許可かを一語で示す欄です。

食品衛生法に基づく営業許可は、都道府県や保健所を置く市などの自治体が、営業所ごとに出します。2021年6月に施行された改正で、許可の要る業種は32に整理され、許可までは要らない営業には届出の仕組みが設けられました。業種の欄に入るのは、この整理の後の業種名です。菓子製造業や清涼飲料水製造業のように、作る食品の種類が名前に入っています。許可番号の振り方は自治体ごとに違い、桁数や記号の並びも発行元によって変わります。有効期間は自治体が定めた年数で区切られ、期限の前に更新の手続きを取ります。同じ事業者でも営業所が違えば許可は別に出るので、許可証は工場ごとの書面です。
当社の製品では、製造の管理を国内GMP水準の製造管理(JIHFS)として、製造の場所を国内製造の説明書面で示しています。説明書面に書かれているのは、製品が 日本国内で製造・充填 されたことです。営業許可証の写しは、この記事の一次データに含めていません。許可証は工場の運営者に交付される書面で、記載を外に出すかは交付先の確認を経て決めるためです。
欄の並びは自治体の様式で変わります。業種と番号が上に並ぶ形もあれば、営業者の名前の後ろに置かれる形もあります。どの形でも、業種名と番号と期間の三つがそろう所を探すと、目当ての欄に行き着きます。
| 欄の名前 | 書かれる中身 | 読むときの見どころ |
|---|---|---|
| 営業の種類(業種) | 菓子製造業などの業種名 | 手元の製品を作る工程に合う業種か |
| 許可番号 | 自治体が振った番号 | 問い合わせで同じ記録を探す手がかり |
| 営業者の氏名 | 法人なら会社名 | 箱の表示責任者や製造者の名前とつながるか |
| 営業所の名称と所在地 | 工場の名前と住所 | 箱の製造所の欄や固有記号と合うか |
| 有効期間 | 許可の始まりと終わりの日 | 照会した日が期間の内側か |
自社調べ。食品衛生法に基づく営業許可証に並ぶ欄を、読むときの見どころと合わせて書き起こしたものです。特定の工場の許可証の画像や実際の番号は載せていません。
業種区分と許可番号の欄は、何を意味しているか?
業種区分の欄は、自治体がその営業所に、どの種類の食品を作る営業を認めたかを示します。許可番号は、その許可を一つに特定するための番号で、照会の手がかりになります。

許可の審査では、業種ごとに決められた施設の基準に、営業所の設備が合っているかを保健所が見ます。だから業種の欄は、その工場の設備がどの種類の製造に向けて確かめられたかを表す欄だと読めます。手元の製品と業種の欄を並べると、製品を作る工程が、許可の出ている業種の範囲に入っているかを考える材料になります。許可番号は、自治体が許可の台帳から記録を引くための番号です。自治体によっては営業許可の一覧を公開していて、番号や営業者の名前から記録を探せる場合があります。番号を控えておけば、問い合わせの相手も同じ記録をすぐ見つけられます。
有効期間の欄は、許可がいつからいつまで有効かを示します。照会した日がその期間の内側にあるか。読み方の基本はここです。期限の近い許可証なら、更新の手続きが済んでいるかを販売者に尋ねる理由になります。
届出の営業という区分もあります。許可までは要らない営業として整理されたものは、自治体に届け出たうえで営業します。届出には許可証のような交付の書面が出ないため、業種区分と許可番号の欄そのものが手元にそろわないことがあります。尋ねた相手から許可証でなく届出の話が返ってきたら、届け出た自治体の名前と、届け出た営業の種類を聞き取って控えます。許可と届出のどちらであっても、自治体の監視の対象になる点は変わりません。
- 業種区分許可が出ている食品の種類
- 許可番号自治体の台帳で記録を探す手がかり
- 営業所の所在地許可が出ている工場の場所
- 有効期間許可が有効な期間
この記事で扱わないこと・分かっていないこと
- サプリメントの製造が、許可の要る業種と届出で足りる営業のどちらに当たるかは、作る食品の種類と工程によって分かれ、業種の名前だけで一律には決まらない
- 自治体の公開一覧にどの範囲の記録が載るか、いつ更新されるかは自治体ごとに違い、一覧に見当たらないことが許可の無いことを意味するとは限らない
業種区分と許可番号の欄は、何を意味していないか?
営業許可は、営業所の施設が衛生の基準に合っていることを確かめて出されるもので、製品の成分の量を測った記録ではありません。業種の欄から、手元の1箱の含有量や純度は読み取れません。

欄が書いていないことは三つあります。一つ目は製品ごとの中身です。許可は営業所に出るもので、そこで作られた個々の製品の成分を確かめたものではありません。量と純度を確かめる先は、成分を測った試験成績証明書という別の書面です。市販品の測定では、18製品の表示との乖離が +28.6% から -100% の範囲にあり、3製品は NMN が検出されなかったという報告もあります。二つ目は製造の管理の水準です。原料の受け入れから出荷までの手順を記録で管理しているかは、GMP の適合の書面の側で読みます。三つ目は、体への働きです。許可は営業を認めたことを示すだけで、製品をとったあとの体調の変化については何も述べていません。
許可証が語るのは、交付された時点と有効期間の中での営業の許可です。許可の後に設備や工程が変わったかどうかは、許可証の欄からは読めません。照会した日付を控え、その日の状態として読みます。
- 書いていないこと1製品ごとの成分の量と純度
- 書いていないこと2製造の手順と記録の管理
- 書いていないこと3とったあとの体調の変化
この記事で扱わないこと・分かっていないこと
- 許可証の業種が、手元の製品のどの工程(混ぜる、詰める、包む)までを受け持つ工場のものかは、業種名だけでは分からない
- 複数の工場が工程を分け合って作る製品では、どの工場の許可証を見ればよいかが、箱の表示だけでは決めきれない
手元の書面で、業種区分と許可番号の欄をどう読めばよいか?
許可証の写しは、営業者の名前、営業所の所在地、業種、許可番号、有効期間の順に読み、最後に箱の表示と見比べます。名前と所在地が箱とつながってはじめて、手元の製品を作った工場の許可として読めます。
手を動かす順番は次のとおりです。最初に、販売者から許可証の写しを受け取り、営業者の名前と営業所の所在地を書き写します。次に、箱の表示責任者の欄と製造所の欄を読み、製造所の所在地か製造所固有記号を控えます。三つ目に、許可証の業種の欄を読み、製品の種類と工程の上で合っているかを考えます。業種の名前が製品とつながらないときは、別の工場の許可証ではないかを販売者に尋ねます。四つ目に、許可番号と有効期間を控え、照会する日が期間の内側かを見ます。最後に、発行した自治体の名前を確かめ、必要なら自治体の窓口や公開一覧で番号を引きます。
写しが出てこないときは、断る理由を尋ねます。工場の運営者が別の会社で、写しを外に出す取り決めが無いこともあります。その場合でも、許可を出した自治体の名前と業種名だけは答えてもらえるかを聞くと、確かめる道が一つ残ります。
控えは一枚にまとめておくと使い回せます。営業者の名前、所在地、業種、許可番号、有効期間、照会した日付、箱の製造所の欄の写しを並べた一枚です。次に同じ製品の箱を買ったとき、製造所の欄が前と同じかを見比べるだけで、許可証を読み直す手間が減ります。欄が変わっていたら、そこから読み直しです。
- 営業者と所在地を書き写したか許可証の写しから、営業者の名前と営業所の所在地を表記どおりに書き写します。
- 箱の製造所の欄を控えたか箱の表示責任者の欄と、製造所の所在地か製造所固有記号を控えます。
- 業種名が製品とつながるか業種の欄が、製品の種類と工程の上で合っているかを考えます。
- 許可番号を控えたか番号を推測で置き換えず、記号の並びのまま控えます。
- 有効期間の内側か照会する日が、許可の始まりと終わりの日の間にあるかを見ます。
- 発行元の自治体を確かめたか許可を出した自治体の名前を控え、必要なら窓口や公開一覧で番号を引きます。
業種区分と許可番号の欄がある書面と、無い書面は何が違うか?
業種区分と許可番号の欄がある書面は、営業許可証そのものか、その写しです。欄の無い書面は、GMP の適合の書面や試験成績証明書のように別の範囲を受け持つ書面で、営業の許可は読めません。
書面ごとに受け持つ範囲が違います。営業許可証は、自治体が営業所の施設を見て営業を認めた書面で、業種と番号と期間が中心です。GMP の適合の書面は、第三者の団体が製造の手順と記録の管理を見た書面で、対象の工場と範囲が中心になります。試験成績証明書は、検査機関が届いた検体を測った書面。試験の項目と結果が中心です。箱の表示は、表示に責任を持つ事業者と、製造所の手がかりを示します。一枚の書面ですべてを確かめることはできません。知りたいことごとに、当たる書面を変えます。
書面を集める順番は、知りたいことから決めます。どこで作られたかを知りたいなら、箱の表示と営業許可証。どう管理されて作られたかなら、GMP の適合の書面。何がどれだけ入っているかなら、試験成績証明書。順番を逆にすると、手元に書面が増えても答えが出ません。
| 書面 | 出すところ | 中心になる欄 | その書面で分かること |
|---|---|---|---|
| 営業許可証 | 自治体(保健所) | 業種、許可番号、有効期間 | 工場が食品の営業を認められているか |
| GMP の適合の書面 | 第三者の団体 | 対象の工場、範囲 | 製造の手順と記録が管理されているか |
| 試験成績証明書 | 検査機関 | 試験の項目、結果 | 届いた検体の成分の量 |
| 箱の表示 | 表示に責任を持つ事業者 | 表示責任者、製造所 | だれが表示に責任を持ち、どこで作られたかの手がかり |
自社調べ。書面ごとに、出すところと中心になる欄、その書面で分かることを整理しました。
よくある質問
- 営業許可証の業種の欄には、何が書かれていますか。
- その許可がどの種類の食品を作ったり売ったりする営業に出ているかを示す業種名です。2021年6月に施行された改正で、許可の要る業種は32に整理されました。菓子製造業のように、作る食品の種類が名前に入っています。
- 許可番号は、何に使えますか。
- 自治体の台帳で同じ許可の記録を探す手がかりになります。番号の振り方は自治体ごとに違うので、記号の並びのまま控え、問い合わせの際に添えます。
- 営業許可があれば、中身の量や純度も確かめられたことになりますか。
- なりません。営業許可は営業所の施設が衛生の基準に合っているかを見て出されるもので、製品の成分を測った記録ではありません。量と純度は試験成績証明書という別の書面で確かめます。
- 許可証の工場が、手元の製品を作った工場かはどう確かめますか。
- 許可証の営業者の名前と営業所の所在地を、箱の表示責任者の欄と製造所の欄、または製造所固有記号と見比べます。つながらないときは、別の工場の許可証ではないかを販売者に尋ねます。
- 自治体の公開一覧で見つからないときは、許可が無いということですか。
- そうとは限りません。一覧に載る範囲や更新の時期は自治体ごとに違います。番号と自治体の名前を控え、窓口に問い合わせるか、販売者に許可証の写しを求めます。
- 許可証の写しを見せてもらえないときは、どうすればよいですか。
- 断る理由を尋ねたうえで、許可を出した自治体の名前と業種名だけでも答えてもらえるかを聞きます。工場の運営者が別の会社で、写しを外に出す取り決めが無い場合もあります。
この記事について
出典
- 食品衛生法(営業許可と営業届出。2021年6月に施行された改正で、許可の要る業種を32に整理し、届出の仕組みを設けた)
- GMP適合のマーク(製品パッケージ正面に印刷された、国内GMP水準の製造管理(JIHFS)を示す第三者のマーク)
- NMN国内製造説明(自社書面。製品が日本国内で製造・充填されたことを説明する)
- Sandalova et al., GeroScience, 2024(18製品の測定で表示との乖離は +28.6% から -100%、3製品は NMN が検出されず)
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