結論
回答書の担当部署と回答日の欄は、その回答をどの窓口が、いつの時点で出したかを示す欄です。回答の中身が試験の記録で裏づけられているかまでは、この2つの欄だけでは分かりません。回答日を手元の箱のロットや書面の日付と並べ、回答がどの時点の話かを確かめます。
回答書の担当部署と回答日の欄には、実際に何と書かれているか?
回答書の上部か末尾には、会社名と担当部署、回答日が並ぶ書き方が多く見られます。当社の手元の書面で同じ役目を持つのは試験成績証明書の発行者と発行日の欄で、発行日は2021年1月12日です。

販売者から届く回答書は、問い合わせへの返事を書面の形に整えたものです。宛名の下に回答日、その横か下に会社名と担当部署、ときには担当者の名前が入り、件名、本文、添付した書面の一覧と続く並びがよく使われます。担当部署には、品質保証、お客様相談、商品開発といった名前が入ります。欄の名前は書面ごとに違い、回答日を発信日や作成日と書くものもあります。どの名前であっても、読むべき中身は二つです。この回答は社内のどの窓口が引き受けたのか。そして、それはいつの時点の情報で書かれたのか。この二つが分かれば、後から同じ問いを確かめ直す道筋がつきます。
誰がいつ出したかを示す欄は、回答書に限らず、当社の手元にある書面にもあります。純度の試験成績証明書は、発行が一般財団法人 日本食品検査 首都圏事業所、発行日が2021年1月12日、証明書番号が第 320G039306-001 号で、証明文には2020年12月25日に依頼された供試品を試験したと書かれています。発行した機関の名前と日付が、書面の頭と本文の両方で読み取れる形です。回答書の担当部署と回答日も、これと同じく、書面の来歴を示す欄として読みます。
安全性については、日本向けの NMN臨床試験安全性声明書があり、臨床試験で安全性を確認したことを記した書面で、扱う範囲は安全性に限られます。回答書がこの声明書に触れている場合は、回答書の日付と声明書の記載を別々に読み、どちらがどの時点の話かを分けて控えます。書面には転載に発行機関の承認が要るとの注記があるため、画像は載せず、記載を文字で書き起こしています。
| 欄の役目 | 回答書で多く見られる書き方 | 当社の試験成績証明書で同じ役目の欄 |
|---|---|---|
| 誰が出したか | 会社名と担当部署(担当者名が入ることもある) | 一般財団法人 日本食品検査 首都圏事業所 |
| いつ出したか | 回答日(発信日・作成日と書く書面もある) | 発行日 2021年1月12日 |
| 何を受けて出したか | 問い合わせを受けた日や件名(書かれない書面も多い) | 証明文の 2020年12月25日(依頼を受けた日) |
| 後から照会する手がかり | 文書番号(付かない書面も多い) | 第 320G039306-001 号 |
| 中身 | 本文と添付の書面 | 試験結果 純度99.9% |
自社調べ。回答書で多く見られる欄の書き方と、当社が保管する試験成績証明書の記載を、欄の役目ごとに並べました。回答書の書式は販売者ごとに違います。
回答書の担当部署と回答日の欄は、何を意味しているか?
担当部署の欄は、回答の中身を引き受けた社内の窓口を示します。回答日の欄は、その日に会社が把握していた情報で答えたことを示す日付です。二つがそろうと、同じ問いを後から確かめ直す手がかりになります。

担当部署の名前は、問い合わせが社内でどこに回されたかの記録です。成分の量や試験の書面についての問いなら、品質保証や商品開発といった、書面の控えを持つ部署が答えることが多くなります。届け方や解約の問いなら、お客様相談や受注の窓口が答えます。部署名を読むと、回答がどの種類の情報をもとに書かれたかの見当がつきます。回答日は、その時点の情報で書いたという印です。製品の表示や添付の書面は、原材料や作り方が変われば改められます。だから回答日が分かっていれば、手元の箱が回答の前に作られたものか後に作られたものかを並べて考えられます。日付の無い回答は、いつの情報かを読む側が推し量るしかありません。
回答書の担当部署と回答日は、法令で書式が決まった欄ではありません。販売者がどこまで書くかは、その会社の決まりに任されています。部署名だけで担当者の名前が無いもの、日付が本文の末尾にだけあるもの、メールの送信日時がそのまま回答日の代わりになるものもあります。欄の形が違っても、誰がいつ答えたかが読み取れるかを見れば足ります。
- 会社名どの事業者の回答か
- 担当部署社内のどの窓口が引き受けたか
- 回答日いつの時点の情報で書かれたか
- 文書番号後から同じ回答を照会する手がかり
この記事で扱わないこと・分かっていないこと
- 回答書の書式は法令で一律に決まっておらず、担当部署や回答日の欄を設けるかは販売者ごとに違う
- 担当部署の名前から、その部署が試験の書面の原本を直接確かめたかどうかは読み取れない
回答書の担当部署と回答日の欄は、何を意味していないか?
担当部署と回答日の欄が示すのは、誰がいつ答えたかという回答の来歴です。回答の中身が試験で裏づけられているかや、とったあとの体への働きは、この2つの欄からは判断できません。
欄が書いていないことは三つあります。一つ目は、第三者の確認です。品質保証という名前の部署が答えていても、それは販売者の社内の回答で、外の機関が測った記録ではありません。中身を測った記録は、検査機関が出す試験成績証明書の側にあります。二つ目は、試験やロットの日付です。回答日は答えた日であって、成分を測った日でも、手元の箱が作られた日でもありません。当社の成績証明書でも、依頼を受けた日が2020年12月25日、発行日が2021年1月12日と、日付ごとに指す出来事が違います。三つ目は、体への働きです。回答書は問いに対する事業者の返事で、効き目を約束する書面ではありません。市販品の測定では、18製品のうち表示との乖離が +28.6% から -100% に広がった報告もあり、回答の言葉と測った数字を取り違えない読み方が要ります。
回答日が新しいからといって、中身が新しいとは限りません。回答の本文が、何年も前に出された書面をもとに書かれていることもあります。回答書に添付された書面があれば、その書面の発行日を回答日とは別に読み、二つの日付を並べて控えておきます。
- 書いていないこと1第三者が測って確かめたかどうか
- 書いていないこと2成分を測った日や、手元の箱が作られた日
- 書いていないこと3とったあとの体への働き
この記事で扱わないこと・分かっていないこと
- 回答日の時点の情報が、その後の表示の改訂やロットの入れ替わりでどう変わったかは、回答書だけでは分からない
- 回答の本文がどの書面のどの版をもとに書かれたかは、添付や引用が無いと読み取れない
手元の回答書で、担当部署と回答日の欄をどう読めばよいか?
手元の回答書は、会社名、担当部署、回答日、本文、添付の順に読み、最後に回答日を箱のロットや書面の日付と並べます。順番を決めておくと、どの窓口がいつ答えたかを取り違えずに控えられます。

手を動かす順番は次のとおりです。最初に会社名を読み、問い合わせた販売者と同じ名義かを確かめます。次に担当部署を読み、問いの種類と部署の受け持ちが合っているかを見ます。成分や書面の問いに受注の窓口が答えている場合は、書面を持つ部署に回してもらえるかを尋ねる余地があります。三つ目に回答日を読み、問い合わせた日からどれだけたって届いたかを控えます。四つ目に本文を読み、回答が書面のどの欄を根拠にしているかを探します。五つ目に添付の書面があれば、その発行日と発行者を、回答日とは別に書き写します。最後に、手元の箱のロット番号と、回答日、添付の書面の日付を一列に並べ、回答がどの時点の話なのかを確定させます。
控えは、日付ごとに一行ずつ書くと見返しやすくなります。回答日、添付の書面の発行日、箱の賞味期限やロット番号を並べておけば、次に問い合わせるときに、どの回答のどの日付について尋ねているのかを一言で伝えられます。
- 手順1|会社名を読む|問い合わせた販売者と同じ名義の回答かを確かめます。
- 手順2|担当部署を読む|問いの種類と、答えた窓口の受け持ちが合っているかを見ます。
- 手順3|回答日を読む|問い合わせた日から何日で届いたかを控えます。
- 手順4|本文の根拠を探す|回答が書面のどの欄をもとにしているかを探します。
- 手順5|添付の日付を写す|添付の書面の発行日と発行者を、回答日とは別に書き写します。
- 手順6|日付を一列に並べる|箱のロット番号、回答日、添付の書面の日付を並べ、どの時点の話かを確定させます。
担当部署と回答日の欄がある回答書と、無い回答書は何が違うか?
担当部署と回答日がそろった回答書は、同じ窓口に、同じ時点の話として確かめ直せます。欄が無い回答でも中身は読めますが、誰がいつ答えたかを読む側が自分で控える手間が増えます。
違いが出るのは、回答を後から使う場面です。担当部署と回答日がある回答書なら、次の問い合わせで、何月何日に品質保証から届いた回答の件と書き出せば、相手も同じ記録をすぐ探せます。欄の無い回答では、メールの送信日時や差出人のアドレスが代わりの手がかりになりますが、転送や印刷のうちに消えることがあります。電話で受けた回答なら、日付も部署名も読む側が書き留めない限り残りません。どの形で受け取っても、受け取った日に、会社名、部署、日付の三つを自分の控えに書き足しておけば、欄のある回答書とほぼ同じ形で後から使えます。
回答書を何通か受け取ったときにも、二つの欄が役に立ちます。同じ問いに、時期を変えて二度答えが届くことがあります。回答日の新しい方を先に読み、古い方との違いを探すと、その間に表示や添付の書面が改められたかの手がかりになります。担当部署が変わっていれば、問いが社内で別の窓口に回されたということです。内容が食い違うときは、二通の回答日と部署名を並べ、どちらが新しい情報にもとづくのかを販売者に尋ね直します。答えの文面だけを比べるより、来歴の欄を先にそろえるほうが、食い違いの理由を早く絞れます。
| 回答の受け取り方 | 誰が答えたか | いつ答えたか | 後から確かめ直すときの手がかり |
|---|---|---|---|
| 担当部署と回答日のある回答書 | 会社名と部署名で読める | 回答日で読める | 部署名と回答日を伝えれば同じ記録を探せる |
| 欄の無いメールの回答 | 差出人の名前やアドレスから推し量る | 送信日時が代わりになる | 転送や印刷で消えることがあるため、受け取った日に控える |
| 電話での回答 | 自分で書き留めない限り残らない | 自分で書き留めない限り残らない | 会社名・部署・日付をその場で控える |
自社調べ。回答の受け取り方ごとに、誰がいつ答えたかが読み取れるかと、後から確かめ直す手がかりを整理しました。
よくある質問
- 回答書の担当部署の欄からは、何が分かりますか。
- 社内のどの窓口が回答を引き受けたかが分かります。成分や書面の問いなら品質保証や商品開発、届け方や解約の問いならお客様相談や受注の窓口が答えることが多く、部署名から回答がどの種類の情報をもとにしているかの見当がつきます。
- 回答日と、試験の日付は同じものですか。
- 違います。回答日は販売者が答えた日で、成分を測った日でも箱が作られた日でもありません。当社の試験成績証明書でも、依頼を受けた日が2020年12月25日、発行日が2021年1月12日と、日付ごとに指す出来事が違います。
- 品質保証の部署が答えていれば、第三者が確かめたことになりますか。
- なりません。部署の名前に関わらず、回答書は販売者の社内の回答です。中身を外の機関が測った記録は、検査機関が発行する試験成績証明書の側にあります。
- 回答書に回答日が無いときは、どうすればよいですか。
- 受け取った日を自分の控えに書き足します。メールなら送信日時、郵送なら届いた日を書き留め、会社名と部署名と一緒に残しておけば、次に問い合わせるときにどの回答の話かを伝えられます。
- 回答書の担当部署と回答日の欄で、体への働きは分かりますか。
- 分かりません。二つの欄が示すのは、誰がいつ答えたかという回答の来歴だけです。体のことが気になるときは、成分表示を持って、かかりつけの医師か薬剤師に相談します。
- 回答日が古い回答書は、今の製品にも当てはまりますか。
- 回答書だけでは分かりません。表示や添付の書面は、原材料や作り方が変われば改められます。手元の箱のロット番号と回答日を並べ、回答の後に作られた箱なら、今の箱にも同じ内容が当てはまるかを改めて尋ねます。
この記事について
出典
- 試験成績証明書(第 320G039306-001 号/一般財団法人 日本食品検査 首都圏事業所/発行日2021年1月12日/証明文に2020年12月25日に依頼された供試品を試験した旨の記載/純度99.9%)
- NMN臨床試験安全性声明書(日本向け/臨床試験で安全性を確認したことを記した書面・安全性のみ)
- Sandalova et al., GeroScience, 2024(18製品の測定で表示との乖離は +28.6% から -100%、3製品は NMN が検出されず)
- ChromaDex, 2021(通販サイト上位22製品の測定。表示どおりだったのは14%、64%は NMN が1%未満)
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。サプリメントの摂取については、かかりつけの医師にご相談ください。
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