結論
年と月だけで書かれた賞味期限は、その月の末日までを期限として読みます。月の途中で品質がどう変わるかまでは、表示からは分かりません。手元の箱では、期限の年月と保存方法の欄を並べて読み、その月の末日を書き添えておくと確かめられます。
年月だけの期限は、箱と制度の上でどう書かれているか?
当社の箱には、NMN 150mg × 60カプセルという内容量の表示とならんで、賞味期限と保存方法が書かれています。期限が年月日で刷られるか年月で刷られるかは、手元の箱を見るまで分かりません。印字の桁数を数えれば、どちらの書き方かを手元で確かめられます。

期限の書き方には、制度の上で二つの形があります。消費者庁の食品表示基準では、賞味期限は年月日で書くのが基本で、作った日から賞味期限までが3か月を超える食品に限って、年月で書くこともできると定められています。サプリメントのように日持ちする製品では、この年月の書き方が選ばれることがあります。年月で書かれた期限は、その月の末日までを指すものとして読みます。たとえば2027年3月とあれば、期限の終わりは2027年3月31日です。月によって末日は違い、2月なら28日か29日、4月なら30日になります。年月の書き方は、日付を一日単位で刷らないぶん、表示を見る側が末日を補って読む前提の表示です。
当社の箱では、期限の近くに保存方法の欄があります。期限は、未開封のまま、書かれた保存方法を守ったときの目安です。年月日で書かれていても年月で書かれていても、期限と保存方法を一組で読むことに変わりはありません。
期限の印字は、箱の側面か底、ときにはふたの近くに、ほかの文字とは別の書体で刷られていることが多いものです。製造の工程で後から刷り込むため、箱のデザインの中に溶け込んでいないのが普通です。見つからないときは、箱を回して、印刷のかすれた数字の並びを探します。数字の並びが二つあれば、片方はロット番号であることが多いので、欄の名前や記号で見分けます。
| 期限の書き方 | 印字の例 | 期限の終わりとして読む日 |
|---|---|---|
| 年月日 | 2027.03.15 | 2027年3月15日 |
| 年月(31日まである月) | 2027.03 | 2027年3月31日 |
| 年月(30日までの月) | 2027.04 | 2027年4月30日 |
| 年月(2月) | 2027.02 | 2027年2月28日(うるう年は29日) |
自社調べ。食品表示基準の期限表示の書き方をもとに、印字の例と、期限の終わりとして読む日を並べました。印字の例は説明のためのもので、当社の箱の実際の期限ではありません。
年月だけの期限とは、何を指す表示か?
年月だけの期限は、作った日から3か月を超えて品質が保たれる食品に使える、日を省いた賞味期限の書き方です。年月にする前の元の日付が何日だったかは、表示からは分かりません。印字が年と月の2つだけかを、箱で確かめます。

年月で書くとき、作り手は元の日付をそのまま月に丸めるわけではありません。消費者庁の食品表示基準Q&Aでは、年月日の期限を年月で表すときは、日の部分を切り捨てて前の月を書く扱いが示されています。たとえば元の期限が2027年4月20日なら、年月では2027年3月と書きます。4月と書けば4月30日までと読まれ、元の期限を越えてしまうからです。この扱いに沿えば、年月の期限の末日は、元の期限より前か同じ日になります。読む側にとっては、表示の月の末日までなら、作り手が決めた元の期限の内側にある、ということです。年月の書き方は、農林水産省が食品ロスを減らす取り組みの一つとしても勧めてきた表示です。
年月の表示と、年月日の表示は、期限の考え方としては同じものです。どちらも未開封で保存方法を守ったときの品質の目安で、日まで刷るか月で止めるかの違いです。月で止めた表示は、一日単位で期限を気にする必要が小さい製品向けの書き方だと読めます。
年月の書き方が選ばれる理由の一つは、日まで刷ると、まだ品質が保たれている製品が日付だけを理由に手放されやすいことです。農林水産省は、こうした食品ロスを減らす取り組みとして、日持ちする食品の期限を年月で書くことを事業者に勧めてきました。年月の表示は手抜きではありません。期限の幅に合わせて選ばれた書き方です。
- 使える食品作った日から3か月を超えて品質が保たれる食品
- 期限の終わり表示された月の末日
- 元の日付の扱い日を切り捨てて、前の月を書く
- 前提未開封で、書かれた保存方法を守ること
この記事で扱わないこと・分かっていないこと
- 年月にする前の元の期限が何日だったかは、年月の表示からは読み取れない
- 作り手が日を切り捨てる扱いに沿って年月を決めたかどうかは、表示だけでは確かめられない
年月だけの期限から、分からないことは何か?
年月だけの期限から読み取れるのは、その月の末日までが品質の目安だということです。月の途中で品質がどう変わるかや、開封したあとにいつまで使えるかは、分かっていません。開封後の扱いは、箱の保存方法の欄と別の記載を手元で確かめます。

分からないことは三つあります。一つ目は、月の中での変化です。期限は余裕を見て決められる目安で、月の初めと末日で品質が段階的に変わることを示す表示ではありません。末日を一日過ぎた瞬間に使えなくなる線でもありません。二つ目は、開封後の期間です。賞味期限は未開封で保存方法を守ったときの目安なので、開けたあとにいつまでという問いには答えていません。湿気や温度の影響を受ける製品では、開封後の扱いが箱に別に書かれていることがあります。三つ目は、体への働きです。期限は品質の目安であって、とった人の体に何が起きるかを述べる情報ではありません。期限の話と体の話は、表示の上で混ぜずに読みます。
保存の実際によって、期限の意味は変わります。高温や直射日光の当たる場所に置いた箱は、期限の月の内側でも、表示の想定より早く状態が変わることがあります。年月だけの期限は、書かれた保存方法を守ったときの目安として、保存の仕方と一緒に読みます。
旅行や持ち歩きのために箱から小分けにしたときも、期限の扱いは変わります。小分けにした容器には期限の印字がありません。元の箱の期限の年月と補った末日を小分けの容器に書き写しておけば、いつまでの目安かを見失わずに済みます。ただし小分けにした状態は、箱の期限が前提にしている未開封の保存とは条件が違います。
- 分からないこと1月の途中での品質の変わり方
- 分からないこと2開封したあとに使える期間
- 分からないこと3とったあとの体への働き
この記事で扱わないこと・分かっていないこと
- 期限の月の中で、品質が日ごとにどう変わるかを示した記録は表示に無い
- 開封後にいつまで使えるかは、賞味期限の表示だけでは分からない
手元の箱で、年月だけの期限の終わる日をどう確かめるか?
手元の箱の期限は、桁数で書き方を見分け、年月なら月の末日を補って読みます。末日を補っても、月の途中の品質までは分かりません。期限の年月と保存方法の欄を並べ、末日を書き添えて手元で確かめます。
手を動かす順番は次のとおりです。最初に、箱の期限の印字を探し、数字の並びを書き写します。次に、桁数を数え、年と月の2つだけか、日まで入っているかを見分けます。年と月だけなら、その月の末日を補います。3月、5月、7月、8月、10月、12月、1月は31日、4月、6月、9月、11月は30日、2月は28日で、うるう年は29日です。三つ目に、期限のそばにある保存方法の欄を読み、どんな置き方を前提にした期限かを書き添えます。四つ目に、開封後の扱いが別に書かれていないかを探します。最後に、補った末日を箱の端か控えに書き込み、使い終わる見込みの日と並べておきます。
期限の印字の近くには、ロット番号が並んでいることもあります。期限とロット番号を混同しないよう、数字の並びがどちらの欄に属しているかを、欄の名前か記号で見分けます。書き写すときは、記号も含めて印字のとおりに写します。
家に同じ製品の箱が何箱かあるときは、期限の月が早い順に並べておくと、補った末日を一つずつ確かめる手間が減ります。箱ごとに期限の月と末日、開けた日を控えに書いておけば、どの箱から使うかが一目で分かります。期限の月が同じ箱どうしでは、元の期限の日が表示から読めないため、どちらが先かは決められません。その場合は、開けた日の順に使っていけば足ります。
末日を補うときに迷いやすいのは2月です。うるう年かどうかは、西暦が4で割り切れるかで見分けられます。2028年は4で割り切れるので、2028年2月の期限なら2月29日が末日です。
- 手順1|印字を書き写す|箱の期限の数字の並びを、そのまま書き写します。
- 手順2|桁数で見分ける|年と月だけか、日まで入っているかを見分けます。
- 手順3|末日を補う|年月だけなら、その月の末日を書き添えます。
- 手順4|保存方法を読む|期限の前提になる置き方を書き添えます。
- 手順5|開封後の記載を探す|開けたあとの扱いが別に書かれていないかを探します。
年月日の期限と年月の期限は、何が違うか?
年月日の期限と年月の期限は、どちらも未開封で保存方法を守ったときの品質の目安です。年月の表示から、元の期限が何日だったかは分かりません。書き方の違いは、印字の桁数と、表の終わりの日の欄で見比べます。
違いは、期限の終わりを誰が補うかにあります。年月日の期限なら、作り手が終わりの日を一日単位で刷っているので、読む側は印字をそのまま読めば足ります。年月の期限では、作り手は日を切り捨てて月で止め、読む側がその月の末日を補います。使える食品にも違いがあり、年月の書き方は、作った日から3か月を超えて品質が保たれる食品に限られます。どちらの書き方でも、期限は品質の目安であって、過ぎた瞬間に使えなくなる線ではありません。そして、どちらも保存方法と一組で読みます。書き方が違っても、読む順番は同じです。
年月の期限を年月日の期限と同じ感覚で読むと、二つの読み違いが起きます。一つは、表示の月の初日を期限だと思い込み、使える日数を短く見積もることです。もう一つは、表示の翌月まで使えると思い込み、期限を長く見積もることです。どちらも、印字が月で止まっているのに日を補わずに読んだときに起きます。年月の表示を見たら、まず末日を補って書き添える。それで両方の読み違いを防げます。
| 見るところ | 年月日の期限 | 年月の期限 |
|---|---|---|
| 印字の桁数 | 年・月・日の3つ | 年・月の2つ |
| 期限の終わりの日 | 印字された日 | 印字された月の末日 |
| 使える食品 | 期限の長さを問わない | 作った日から3か月を超えて品質が保たれる食品 |
| 元の日付との関係 | 元の日付そのもの | 日を切り捨てた前の月で書かれる |
| 前提 | 未開封で保存方法を守ること | 未開封で保存方法を守ること |
自社調べ。食品表示基準と消費者庁の食品表示基準Q&Aの期限表示の扱いをもとに、二つの書き方の違いを整理しました。
よくある質問
- 年と月だけの賞味期限は、その月の何日までですか。
- その月の末日までとして読みます。たとえば2027年3月なら2027年3月31日、2027年4月なら2027年4月30日が期限の終わりです。2月は28日で、うるう年は29日です。
- 年月だけの期限は、どんな製品に使われますか。
- 食品表示基準では、作った日から賞味期限までが3か月を超える食品に限って、年月で書くことができます。サプリメントのように日持ちする製品で選ばれることがあります。
- 元の期限が月の途中だった場合、年月はどう書かれますか。
- 消費者庁の食品表示基準Q&Aでは、日の部分を切り捨てて前の月を書く扱いが示されています。元の期限が4月20日なら、年月では3月と書かれ、表示の月の末日は元の期限より前になります。
- 年月の期限は、開封したあとも同じですか。
- 同じではありません。賞味期限は未開封で保存方法を守ったときの目安で、開封後にいつまで使えるかは示していません。開封後の扱いは、箱に別の記載があるかを見て確かめます。
- 期限とロット番号は、どう見分けますか。
- 数字の並びが、どちらの欄に属しているかで見分けます。欄の名前や記号を読み、期限の欄の数字だけを期限として書き写します。迷ったときは、記号も含めて印字のとおりに写しておきます。
- 期限の表示から、体への働きは分かりますか。
- 分かりません。期限は品質の目安で、とった人の体に何が起きるかを述べる情報ではありません。体のことが気になるときは、成分表示を持って医師か薬剤師に相談します。
この記事について
出典
- 製品の箱の表示(内容量 NMN 150mg × 60カプセル/賞味期限と保存方法の記載欄)
- 食品表示基準(消費者庁)期限表示の規定(賞味期限は年月日で表示し、製造から3か月を超えるものは年月での表示も可)
- 消費者庁 食品表示基準Q&A(期限表示を年月で表すときの日の扱い)
- 農林水産省 食品ロス削減の取り組み(賞味期限の年月表示化)
関連する記事
期限の読み方を広げるなら、賞味期限という言葉の整理、ロット番号の読み方、4つの書面の受け持ち、NMN という成分そのものの整理が、近い入口になります。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。サプリメントの摂取については、かかりつけの医師にご相談ください。
※当サイトはSOPHIA Lab公式サイトです。記事内で紹介する製品はSOPHIA Lab製品です。