結論
商品がいつから売られているかは、書面の日付、販売者の法人の記録、販売ページの欄、口コミの日付、販売者への問い合わせの5か所から年で読み取れます。ただし、販売開始の年をそのまま書いた公的な記録は多くありません。それぞれの年が何の年なのかを分けて並べると、販売が続いている年数の下限までは確かめられます。
手元の書面には、どんな日付が書かれているか?
手元の試験成績証明書は、一般財団法人 日本食品検査 首都圏事業所が2021年1月12日付で発行したものです。書面に書かれているのは試験と発行の日付で、販売を始めた日ではありません。

試験成績証明書は第 320G039306-001 号で、2021年1月12日付で発行 と書かれています。試験の結果は 99.9 で、単位は % です。販売ページで示す 高純度NMN(純度99.9%) の根拠になっている書面です。この日付から読めるのは、その時点で試験が行われ、書面が発行されたということです。販売を始めた日は、書面のどこにも書かれていません。ただし、試験を依頼した時点で、試験に出す品物がすでにあったことは読めます。もう一つの書面である Informed Sport の証明書には、Sophia Lab NMN 9000 という製品名と、番号 LMS-PSRM-06465 が書かれています。こちらも、認証の対象となった製品を示す書面で、販売開始の年を示すものではありません。
書面の日付は、販売の年数を読むときに下限の手がかりになります。書面より前から売られていた可能性もあれば、書面のあとに売り出された可能性もあるので、書面の日付だけで販売開始の年を決めることはしません。
| 書面 | 書かれている日付や番号 | そこから読める年 |
|---|---|---|
| 試験成績証明書 | 第 320G039306-001 号、2021年1月12日付で発行 | 試験と発行が行われた年 |
| Informed Sport 証明書 | Sophia Lab NMN 9000、番号 LMS-PSRM-06465 | 認証の対象になった製品名 |
| 箱の表示 | 期限表示とロット番号 | その箱が作られた時期の手がかり |
自社調べ。手元の書面と箱の表示の記載を書き起こし、そこから読める年を整理しました。
販売開始年と販売年数は、どこに記録が残るのか?
販売開始の年を一つの欄で示す公的な記録は、多くの商品にはありません。年の手がかりは、書面の日付、販売者の法人の記録、販売ページの欄、口コミの日付、販売者の答えに分かれて残ります。

5か所は、それぞれ別の年を示します。書面の日付は、試験や認証が行われた年です。販売者の法人の記録は、国税庁の法人番号公表サイトや法務局の登記で読め、法人番号が指定された日や会社が成立した日が分かります。これは会社の年数で、商品の年数ではありません。販売ページの欄は、通販モールによっては、その商品の取り扱いを始めた日を載せる欄を持つものがあります。口コミの日付は、最も古い書き込みの日が、少なくともその日には売られていたことを示します。販売者の答えは、販売を始めた年を直接尋ねて得る情報で、販売者自身の申告として読みます。
どの手がかりも、それだけでは販売開始の年を決めきれません。会社の成立が古くても商品は新しいことがあり、口コミが新しくても商品は以前から別の売り場で売られていたことがあります。
年を並べるときは、手がかりの種類も一緒に書き添えます。書面の発行の年、会社の成立の年、モールの取り扱い開始の年、最も古い口コミの年、販売者が答えた年、のように、年の横に何の年かを書いておけば、あとで読み返したときに年の意味を取り違えずに済みます。
- 書面の日付試験や認証が行われた年
- 法人の記録会社が成立した年と、法人番号が指定された日
- 販売ページの欄モールによっては取り扱いを始めた日
- 口コミの日付少なくともその日には売られていたという下限
- 販売者の答え販売者自身が申告する販売開始の年
この記事で扱わないこと・分かっていないこと
- 販売ページの取り扱い開始の欄が、その商品の最初の販売の日なのか、そのモールでの出品の日なのかは、欄の名前だけでは区別できない
- 名前や箱の作りを変えて売り直された商品では、前の名前の時期を販売年数に含めるかが記録ごとに違う
販売年数が分かっても、分からないことは何か?
販売年数から分かるのは、その商品が少なくともどれだけの期間、売り場に出ていたかまでです。手元の1箱の中身が表示どおりか、作り方が売り始めから同じかは、販売年数からは分かりません。

分からないことは三つあります。一つ目は、中身です。販売年数は売り場に出ていた期間で、成分の量を測った記録ではありません。量と純度は、試験成績証明書という書面で、試験の日付とあわせて確かめます。二つ目は、作り方の変化です。長く売られている商品でも、原料の仕入れ先や作る工場、箱の表示が途中で変わることがあり、販売年数はその変化を映しません。手元の箱と前の箱の表示を並べるか、販売者に尋ねて確かめます。三つ目は、売れ行きです。販売年数が長いことは、多くの人に選ばれ続けたことを意味しません。売り場に出ていた期間と、どれだけ売れたかは別の数字で、後者は外からはほとんど読めません。
体への働きも、販売年数の外側にあります。長く売られていることは、とったあとの体調の変化について何も示しません。体のことが気になるときは、成分表示を持って医師か薬剤師に相談します。
販売年数を読むときに残る問いは、年数の長さよりも、その年数の間に何が同じで何が変わったかです。書面の日付が新しいものに更新されているか、箱の表示責任者の欄が前と同じか、といった点のほうが、手元の1箱を確かめるうえでは役に立ちます。
- 分からないこと1手元の1箱の成分の量と純度
- 分からないこと2売り始めから作り方が同じか
- 分からないこと3どれだけ売れてきたか
この記事で扱わないこと・分かっていないこと
- 販売者が答える販売開始の年は、販売者の申告で、それを裏づける公的な記録があるとは限らない
販売開始年と販売年数は、どの順で調べればよいか?
販売の年は、書面の日付、法人の記録、販売ページの欄、口コミの日付、販売者への問い合わせの順に調べ、何の年かを添えて並べます。並べた中で最も古い年が、販売年数の下限の手がかりになります。
手を動かす順番は次のとおりです。最初に、手元の書面の日付を読みます。試験成績証明書なら試験の日と発行の日、認証の書面なら発行や登録の日を探し、年を写します。次に、販売ページの特定商取引法に基づく表記から販売者の名称を写し、国税庁の法人番号公表サイトで、法人番号が指定された日と名称の変更の履歴を見ます。会社の成立の年まで知りたければ、法務局の登記事項証明書を取り寄せます。三つ目に、通販モールの商品ページに、取り扱いを始めた日の欄があるかを見ます。四つ目に、口コミを古い順に並べ、最も古い書き込みの日付を写します。最後に、販売者に、その商品を最初に売り出した年と、途中で名前や箱の作りを変えたかを尋ねます。
5つの年がそろったら、古い順に並べます。最も古い年が口コミなら、少なくともその年には売られていたと読めます。販売者の答えがそれより古ければ、販売者の申告として書き添え、記録で裏づけられたかどうかを区別しておきます。
調べた結果は一枚に控えます。年の横に、何の年か、どこで見たか、見た日の3つを書いておくと、何年かたって調べ直すときも、同じ場所に戻って新しい年を足すだけで済みます。
口コミの日付を写すときは、売り場ごとに分けて写します。同じ商品でも、売り場によって口コミが始まった時期は違います。複数の売り場で最も古い日付を比べ、いちばん古いものを下限として使います。口コミの数が少ない売り場では、最初の書き込みが販売開始からかなり後のこともあるので、口コミの日付は下限としてだけ扱います。
- 書面の日付を読んだか試験成績証明書や認証の書面の、試験や発行の日付を写します。
- 法人の記録を引いたか法人番号公表サイトで指定日と変更の履歴を見て、必要なら登記で成立の年を確かめます。
- 販売ページの欄を見たか通販モールの商品ページに、取り扱いを始めた日の欄があるかを見ます。
- 最も古い口コミの日付を写したか口コミを古い順に並べ、最初の書き込みの日付を写します。
- 販売者に尋ねたか最初に売り出した年と、名前や箱の作りを途中で変えたかを尋ねます。
5か所の年は、それぞれ何の年として読めばよいか?
5か所の年は、示しているものがそれぞれ違います。会社の年と商品の年、記録の年と申告の年を分けて読むと、販売年数を長く見積もりすぎることも、短く見積もりすぎることも避けられます。
取り違えが起きやすいのは、会社の年を商品の年として読む場面です。会社が成立した年は、その会社が何年続いているかを示すもので、手元の商品がいつ売り出されたかとは別です。口コミの日付も、同じ商品の別の売り場での書き込みが含まれていないかを見ます。モールの取り扱い開始の欄は、そのモールに出品した日で、ほかの売り場での販売がそれより前から続いていたこともあります。年ごとに、何の年かを書き添えて並べるのが、取り違えを避ける一番の手です。
5か所のうち、外の記録で裏づけられているのは、書面の日付と法人の記録の2つです。販売ページの欄と口コミの日付は売り場の記録、販売者の答えは申告です。裏づけの強さの違いも、年の横に書き添えておきます。
読み方の例を一つ挙げます。書面の発行が2021年、最も古い口コミが同じ年、モールの取り扱い開始の欄がそれより後、という並びなら、少なくとも書面の年には品物があり、売り場でも同じ年には売られていた、と読めます。モールの欄が後になっているのは、そのモールへの出品が後だったためと考えられ、販売年数の下限を短くする理由にはなりません。並びの読み方に迷ったら、販売者に最初の売り出しの年を尋ねて照らします。
| 調べ先 | 読める年 | 読み方の注意 |
|---|---|---|
| 書面の日付 | 試験や認証が行われた年 | 販売開始の年ではなく、その時点で品物があったことの手がかり |
| 法人の記録 | 会社が成立した年、法人番号の指定日 | 会社の年数で、商品の年数ではない |
| 販売ページの欄 | そのモールで取り扱いを始めた日 | ほかの売り場での販売はそれより前のこともある |
| 口コミの日付 | 少なくともその日には売られていた | 別の売り場の書き込みが混ざっていないかを見る |
| 販売者の答え | 販売者が申告する販売開始の年 | 記録で裏づけられたかを区別して控える |
自社調べ。販売の年が読み取れる5か所について、読める年と読み方の注意を整理しました。
よくある質問
- 販売開始の年が、まとめて載っている公的な記録はありますか。
- 多くの商品にはありません。書面の日付、法人の記録、販売ページの欄、口コミの日付、販売者の答えから、何の年かを分けて並べて読みます。
- 試験成績証明書の日付は、販売を始めた日ですか。
- 違います。書面の日付は、試験と発行が行われた時点を示します。試験に出す品物がその時点にあったことは読めますが、販売を始めた日は書かれていません。
- 会社の成立の年が古ければ、商品も長く売られていますか。
- そうとは限りません。会社の成立の年は会社の年数で、商品がいつ売り出されたかとは別です。商品の年は、販売ページの欄や口コミの日付、販売者の答えで確かめます。
- 口コミの最も古い日付からは、何が分かりますか。
- 少なくともその日には売られていた、という下限が分かります。それより前から売られていた可能性もあり、別の売り場の書き込みが混ざっていないかも見ます。
- 販売年数が長ければ、中身も確かだと言えますか。
- 言えません。販売年数は売り場に出ていた期間で、成分の量を測った記録ではありません。量と純度は、試験成績証明書で試験の日付とあわせて確かめます。
- 販売者には、何を尋ねればよいですか。
- 最初に売り出した年と、途中で名前や箱の作りを変えたかの2点です。返ってきた答えは、販売者の申告として、記録で裏づけられた年と分けて控えます。
この記事について
出典
- 試験成績証明書(第 320G039306-001 号。一般財団法人 日本食品検査 首都圏事業所が2021年1月12日付で発行。試験結果 99.9(単位 %))
- Informed Sport 証明書(Sophia Lab NMN 9000・番号 LMS-PSRM-06465。Informed Sport 認証取得(アンチ・ドーピング第三者認証))
- 国税庁 法人番号公表サイト(法人番号、名称、所在地と、指定日や変更の履歴を公表)
- 商業登記(法務局)の登記事項証明書(会社の成立の年月日、目的、役員などの記録)
関連する記事
年の手がかりを読み解くなら、成績書の日付の欄、法人番号での照らし合わせ、特定商取引法の表記、純度の書面の記事が近い入口になります。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。サプリメントの摂取については、かかりつけの医師にご相談ください。
※当サイトはSOPHIA Lab公式サイトです。記事内で紹介する製品はSOPHIA Lab製品です。