結論
Informed Sport の登録は、公式サイトの一覧で製品名やロットから自分で引けます。一覧で確かめられるのは、その製品やロットが認証の対象として載っているかどうかまでです。含有量や体感までは一覧に出てこないため、別の書面で確かめます。
公式の一覧には、実際に何が載っているか?
公式の一覧に載っているのは、認証を受けた製品やロットの名前と、その認証が有効かどうかです。手元の箱に印刷された名称やロット番号を、この一覧で照らし合わせれば、載っているかどうかを自分で確かめられます。

確かめられる範囲を、書かれている場所ごとに分けます。この製品は Informed Sport 認証取得(アンチ・ドーピング第三者認証)という第三者認証を受けており、その事実は英国 LGC が発行する証明書と、公式サイトの一覧の両方で確かめられます。証明書には登録番号 LMS-PSRM-06465 が記され、一覧では製品名やブランド名から検索して、認証の対象になっているロットを引けます。一覧で読み取れるのは、その製品やロットが認証の枠組みに載っているかどうかまでで、含有量や純度の数値は一覧には並びません。手元の番号や名称を推測で置き換えず、箱に印刷された表記のまま照会するのが、照らし合わせの前提になります。
層の違う書面が関わることも、読み分けの助けになります。認証の一覧は、禁止物質の観点で検査された記録の入口です。含有量や純度は、成分を測った試験成績証明書という別の書面で確かめます。入口の一覧と、中身の成績書は、別の場所にある別の情報として読みます。
| 確かめたいこと | 確かめられる場所 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 製品やロットが載っているか | 公式サイトの一覧 | 製品名・ブランド名・ロットで検索する |
| 登録番号 | 発行された証明書 | 証明書に記された番号を読む |
| 含有量・純度 | 試験成績証明書(別の書面) | 一覧には出ない。成績書で確かめる |
| 飲んだときの変化 | どの書面にも出ない | 一覧も成績書も体感は示さない |
自社調べ。手元の箱で読めることと、公式の一覧や別の書面でしか読めないことを、場所ごとに分けたものです。
この一覧は、何を意味しているか?
公式の一覧に載っているという事実が意味するのは、その製品やロットが、禁止物質の観点で第三者の検査の枠組みに通されたということです。だれが検査し、何を対象にしたのかを、外部がたどれる形にした記録です。
一覧の意味を、制度の側から読みます。Informed Sport は、英国 LGC が運営する第三者検査の枠組みで、対象になった製品やロットを、世界のアンチ・ドーピング機関が定める禁止物質のリストに照らして調べ、結果を公式サイトの一覧に載せます。ここで確かめられているのは、検査した時点のそのロットに、リスト上の物質が管理された水準を超えて含まれていないかどうかです。一覧に載るとは、この検査の枠組みを一度通り、記録が公開されている状態を指します。枠組みを通ったこと自体は外部がたどれますが、それはあくまで禁止物質の観点での検査であって、成分がどれだけ入っているかや、飲んだときに何が起きるかを一覧が語るわけではありません。意味の範囲を、検査の目的まで戻って押さえます。
検査がロット単位で行われる点も、一覧の読み方に関わります。同じ製品名でも、作られた時期が違えば別のロットになり、一覧にはロットごとに記録が残ります。名前が一覧で見つかっても、対象になっているのが手元のロットかどうかは、番号まで下りて確かめることになります。名前の一致は入口で、ロットの一致がその箱への裏づけです。だから一覧を読むときは、製品名で当たりを付けたあと、必ずロット番号と賞味期限まで見て、手元の箱と記録が同じ列を指しているかを確かめます。ロットが違えば、同じ名前でも別の記録を見ていることになります。
- 一覧が示すもの検査の枠組みに載っているという事実。
- 検査の対象禁止物質のリストに照らした確認。
- たどれることだれが検査したかを外部が確かめられる。
- 時点の記録検査したそのロットについての記録。
この記事で扱わないこと・分かっていないこと
- 一覧に載っているロットと、手元の箱のロットが同じかどうかは、箱の番号を照らし合わせないと分かりません。
- 検査がどの版の禁止物質リストに照らして行われたかは、枠組みの公開情報を見ないと分かりません。
この一覧は、何を意味していないか?
公式の一覧は、その製品の含有量が表示どおりであることや、飲んだときの変化を保証しているわけではありません。検査の対象は禁止物質で、成分の量や体感はこの枠組みの外にあります。

言っていないことを、順に置いていきます。一つめは、含有量の正しさです。一覧が示すのは禁止物質の観点での検査であって、表示された成分がその量どおり入っているかは、この枠組みが確かめる範囲の外です。市販の製品を外部が測った報告では、表示と中身が合わない例が確認されており、18製品を調べた報告では乖離が +28.6% から -100% に広がり、3製品は成分が検出されませんでした。二つめは、飲んだときの変化です。検査は物質の有無を見るもので、体に起きることを約束する一覧ではありません。三つめは、一覧に無いことの意味です。載っていないことは、禁止物質が入っているという意味ではなく、この枠組みに参加していない、あるいはそのロットが対象になっていないという印にすぎません。無いことを悪い印とも良い印とも読めません。
空欄や検索で見つからないときの読み方も、意味していないことの一つです。一覧に手元のロットが出てこない、あるいは検索そのもので見つからない場合、それは禁止物質があるという意味ではなく、その面がそこに答えていないという印です。参加している枠組みが違う、対象のロットがまだ載っていない、名称の表記が一覧側と食い違うなど、理由はいくつも考えられます。答えていない面は、答えていないまま保留にし、載っていない理由は販売者に確かめます。無いことをそのまま結論にしないのが、この一覧の正しい扱い方です。
- 言っていないこと①表示された成分量が正しいこと。
- 言っていないこと②飲んだときの変化についての約束。
- 一覧に無いとき禁止物質があるという意味ではない。
- 別で確かめる成分の量や純度は成績書の側で読む。
この記事で扱わないこと・分かっていないこと
- 一覧に載っていない製品が、検査を受けていないのか、対象ロットが違うだけなのかは、一覧だけでは分かりません。
- 検査の後に作られたロットが同じ結果になるかは、そのロットごとの記録を見ないと分かりません。
手元の箱から、公式の一覧をどう照会すればよいか?
照会する順番は、箱に印刷された製品名とロット番号を先に控え、それから公式サイトの一覧で検索する形にすると迷いません。名称とロットが一覧の記載と一致して初めて、その箱が対象だと言えます。

手を動かして照会するなら、順番があります。最初に、手元の箱から製品名とブランド名、ロット番号と賞味期限を、印刷された表記のまま書き写します。次に、公式サイトの一覧を開き、製品名かブランド名で検索して、認証の対象として載っているかを確かめます。それから、載っていた場合は、記載されたロットや期限が手元の箱と一致するかを照らし合わせます。名称は合っていてもロットが違えば、その箱がそのまま対象とは限らないので、番号まで見ます。最後に、含有量や純度の話と、禁止物質の検査の話を分けます。成分の量は試験成績証明書で、禁止物質の検査は一覧で、別々に確かめます。名称、ロット、成分と検査の切り分け、この順に見ると、一覧を過不足なく読めます。
読み違えが起きやすいのは、名前が一覧に出たことを、手元の箱そのものの裏づけとして受け取ってしまうときです。認証はロット単位で記録されるので、名前は合っていてもロットが違えば、その箱がそのまま対象とは限りません。番号や期限が一覧の記載と食い違うときは、推測で埋めず、証明書や記載を持つ販売者に問い合わせます。ロットまで照らし合わせてから読むと、どこまでが対象で、どこからが対象の外かが分かれます。名前で安心して番号を飛ばすと、別のロットの記録を自分の箱の裏づけと取り違えることになります。
- 手順1|箱の表記を控える|製品名・ブランド名・ロット番号・賞味期限を、印刷のまま書き写します。
- 手順2|一覧で検索する|公式サイトの一覧を製品名かブランド名で検索し、載っているかを確かめます。
- 手順3|ロットを照合する|載っていた記載のロットや期限が、手元の箱と一致するかを見ます。
- 手順4|検査と成分を分ける|含有量や純度は試験成績証明書で、禁止物質の検査は一覧で、別々に確かめます。
一覧で引ける書面と、箱のマークだけでは何が違うか?
違いは、認証がどのロットまで及ぶのかを、外部の記録でたどれるかどうかです。公式の一覧はロットまで引けます。箱のマークだけでは、そのマークが手元のロットに及ぶかまでは読み取れません。
どちらを見ているかは、検索できる一覧に当たっているか、箱の面のマークだけかで見分けられます。
見ている面が違えば、読み取れることも変わります。公式の一覧は、製品やロット単位で認証の対象かどうかを引けます。箱のマークだけの場合は、認証の枠組みに参加していることを示す入口までで、手元のロットが対象かは一覧に戻って確かめます。どちらの面でも、成分の量は検査の枠組みではなく試験成績証明書で確かめる点は同じです。
| 観点 | 公式サイトの一覧 | 箱のマークだけ |
|---|---|---|
| 対象の単位 | 製品やロット単位で引ける | ロット単位までは読み取れない |
| 確かめ方 | 製品名やロットで検索する | 面のマークを見る |
| 成分の量 | 試験成績証明書で別に確かめる | 試験成績証明書で別に確かめる |
| 手元との対応 | ロットが一致するか照合できる | 一致するかは一覧に戻る |
自社調べ。禁止物質の検査という枠組みと、成分の分析という別の書面を、対象の層ごとに分けて整理したものです。
よくある質問
- Informed Sport の登録は、自分で確かめられますか。
- 確かめられます。公式サイトの一覧で、製品名やブランド名から検索し、認証の対象として載っているかを引けます。手元の箱に印刷されたロット番号や賞味期限を、一覧の記載と照らし合わせれば、その箱が対象かどうかまで自分で確認できます。ただし一覧で読み取れるのは載っているかどうかまでで、含有量や純度は別の書面で確かめます。
- 一覧に載っていれば、成分が表示どおり入っていると分かりますか。
- 分かりません。公式の一覧が確かめているのは、禁止物質の観点での検査です。表示された成分がその量どおり入っているかは、この枠組みの外にあります。市販品を外部が測った報告では表示と中身が合わない例も確認されているため、成分の量や純度は試験成績証明書の側で読むのが正確です。
- 一覧に載っていない製品は、危ないという意味ですか。
- そうとは限りません。一覧に無いことは、禁止物質が入っているという意味ではなく、その枠組みに参加していない、あるいはそのロットが対象になっていないという印にすぎません。参加している枠組みが違う、対象ロットがまだ載っていない、名称の表記が食い違う、といった理由も考えられます。無いことを良い印とも悪い印とも読めないため、載っていない理由は販売者に確かめる形になります。
- 製品名で一覧に出たら、手元の箱もそのまま対象ですか。
- 名称が合っていても、ロットまで一致するかは別に確かめます。認証はロット単位で記録されるため、製品名は同じでもロットが違えば、その箱がそのまま対象とは限りません。箱に印刷されたロット番号と賞味期限を、一覧の記載と照らし合わせて初めて、その箱が対象だと言えます。
- 一覧は、どこの機関が出しているものですか。
- Informed Sport は、英国 LGC が運営する第三者検査の枠組みです。対象になった製品やロットを、世界のアンチ・ドーピング機関が定める禁止物質のリストに照らして調べ、結果を公式サイトの一覧に載せています。だれが検査し、何を対象にしたのかを、外部がたどれる形で公開している点が、この一覧の性格です。
- 登録番号は、どこで確かめますか。
- 登録番号は、発行された証明書に記されます。手元では箱に印刷された認証マークまでが読める範囲で、番号そのものは証明書という別の書面に並びます。この製品では登録番号 LMS-PSRM-06465 が証明書に記され、公式サイトの一覧でも対象のロットを照会できます。番号まで確かめたいときは、証明書を持つ販売者に、どの登録のどの番号かを問い合わせる形になります。
この記事について
出典
- Informed Sport 証明書(英国 LGC/登録番号 LMS-PSRM-06465・アンチ・ドーピングの第三者認証)
- Sandalova et al., GeroScience, 2024(18製品の測定で表示との乖離は +28.6% から -100%、3製品は成分が検出されず)
- ChromaDex 2021(市販上位22製品のうちラベルどおりは14%、64%が含有1%未満)
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。サプリメントの摂取については、かかりつけの医師にご相談ください。
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